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診療内容

しつこくなりますが、いそべクリニックは、一般診療をおこなうクリニックです。

 

ただその中で、いそべクリニックは、つぎの「3つの視点」を大切に考えています。

 

(1)栄養の視点と、栄養療法

ひとは、何でできているでしょうか?
いうまでもなく、「たべたもの」からです。

ひとの体の成分は、何万年ものあいだ、変わってはいません。
ところが、「たべもの」は大きく変わりました。
とくに、この数十年は、大変化です。

季節性を無視した、人工的に育てられたたべもの。
化学がつくった、添加物や保存料。
人工物を食べさせられて育った動物性食品、などなど。
その質や量は、すでにたいへんなものとなっています。

 

それでも、体は、ゼンゼン大丈夫。
なわけが、ありません。

さまざまな、イヤイヤ反応(アレルギー反応ともいう)の出現。
さまざまな、表現しがたい不調
さまざまな、新しい病気もあらわれています。

 

あらためて、「」は命の基本です。
体をつくっているそのものです。

体の中で、必要な成分は、足りているでしょうか。
体の中で、きちんと機能が働けているでしょうか。

栄養状態の評価なしに、健康はかたれません。
この視点を、大切にしたいと思っています。

 

 

 

 

(2)バランスの視点と、手技療法

 

ほ乳類のなかで、人間だけが、完全な2本足歩行となりました。
つまり、2本の足だけで立って、くらしています。

そのため、手がとっても自由になりました。
行動の種類が、グンとふえました。
新しい行動や思考が可能となってゆきました。
その結果、ひとの生き方は、大きく変わりました。

 

といって、よいことばかりではありません。
地球という重力場の中で、2本足でくらすわけです。
ビミョーなバランスの乱れが、生じやすくなります。

 

ひとの動作は、個人差が大きいのが特徴です。
たとえば、シマウマの歩き方は、ほとんど同じです。
学校の体育で、歩き方の授業を受けていないのに、です。
それは、4本足という安定性が大きく関係しています。

ひとの姿勢も、個人差が大きい。
これも、2本足でくらす宿命です。
個人差は、2本足でのバランスのとり方のちがい、ともいえます。

そして、姿勢だけにとどまりません。

 

腰や膝が痛い。
肩がこって、首まで痛くなる。
歩くのが、だんだんとぎこちなくなってきた。

この原因に、体のバランスの乱れが関わっていることが少なくなりません。
バランスが乱れていたら、ととのわせたい。
体は、よろこんでくれるでしょう。

バランスをみる視点、大事にしたいものです。

 

 

 

 

(3)動きの視点と、運動療法

 

たべものの変化とともに、大きく変わったもの。
それが、「動かなくてすむ」くらしです。

スイッチポン
いまや、スイッチさえ入れれば、ほとんど用がすんでしまいます。
スイッチさえ必要ない。
声かけるだけで、スイッチが入るようになりました。

テレビまでいって、チャンネルガチャガチャ、そういう時代もあったのに。

移動の必要性もなくなりました。
乗り物の進化だけではありません。
通信技術の変化、のたまものです。
むかしは、飛脚が手紙を届けたのに。

 

ところが、忘れがちなことがあります。
わたしたちは、「動く生きもの」であるということです。
略して、動物、といいます。

歌を忘れたカナリアは、うしろの山に捨てましょか。
西条八十の「歌を忘れたカナリア」の一節です。

動きを忘れた人間は、どうなるでしょうか。

 

使わない機能は、低下の道をたどる。
生物の生理です。
体を動かすのは、おっくうになってきた。
朝、起きるのもつらい。

そんな症状が、体をちゃんと使わなくなってきた結果からというのも、めずらしくはありません。
日常を動くことは、基本的な行為です。
動いていますか?

 

体を運び、動かすことを「運動」といいます。
特別な体操のことではありません。
そして文字通り、運動とは「運を動かす」行為にほかなりません。

 

 

 

以上の「3つの視点」は、どんなときも忘れてはならないもの、と考えています。
ふだんの日常生活はもちろんです。
体調の不安をかかえているときもです。

また、病気だったらなおさら、見失ってはいけないと思います。
この3つは、大切にしてゆきます。

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