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AIと怪談

[2025.08.25]

AIさまさま

 

AI。

Artificial    Intelligence.

「人工知能」とよばれるものです。

 

コンピューターが、データを解析します。

そして、判断や提案や解決などをおこなってくれる一連のシステムを指します。

いってしまえば、おまかせモード

 

便利になりました。

忠実な召使いをかかえている、という状況でしょうか。

たよりになるご意見番です。

 

いまや、なくてはならないものになってきました。

調べものだって、主役はAIです。

かつての百科事典のたぐいは、影をうすくしています。

 

しかも、調べものにとどまりませんからね。

判断、提案、解決までしてくれる、いたれりつくせりちゃん。

 

相談の仕方も、かわってきました。

なやみや、まよったときも、AIに持ちこんでみる。

こんなことが、ふつうにおこなわれる時代になっています。

 

 

 

 

調べものの変遷

 

かつて、調べものは、手間がかかりました。

論文、本、さまざまな意見。

まずは、手あたり次第に、コトにあたります。

それらを、種々選択。

インプットの大変さです。

 

そんな行程は、いまはAIが、「チャラいです」とやってくれます。

インプットはおまかせ、です。

 

しかも、そこにとどまりません。

都合のよいように、まとめあげてくれます。

つまり、アウトプットまで、してくれるのです。

 

これまで情報収集、つまりインプットは数多の変遷がありました。

ただ、どんなときも、アウトプットは、自分のアタマでやったのです。

 

ところが、AIの登場によって、アウトプットまでおまかせ、となりました。

アウトプットまで、してくれるんだ。

これが、AIのおおきな特徴でしょう。
(わたくし個人の感想です)。

 

 

 

 

 

行動に目をむける

 

ひとは「動物」です。

文字通り、「動く」「もの」。

植物ではありません。

 

動きの基本、「歩くこと」を考えてみます。

 

歩きだそう。

そういうスイッチが、からだに入ります。

その意志は脳にゆき、行動指令がでてきます。

そして、具体的な歩く動作がうまれます。

 

歩くという、意志のインプットが生じる。

その結果、具体的な歩くというアウトプットがひきおこされる。

インプットと、アウトプットの両立で、歩く動作がはじめられます。

 

旅行計画も同じです。

そうだ、温泉にゆこう、という意志が行動のインプット。

実際に磯部温泉にゆくのが、行動のアウトプット。

 

行動面では、アウトプットの変遷が急速です。

具体的には、歩かなくてもよくなる変化。

 

車があります。

電車があります。

要件は、電話やメールですませられます。

 

動作面では、アウトプットの省力化に熱心です。

歩かなくてもくらせる生活。

家のなかでも、そうですね。

水くみ、まき割り、おそうじ。

動かなくても、くらせる工夫。

 

で、アウトプットをしなくてもよくなったくらしは、どうでしょうか。

歩きまわらなくても、くらせるんです。

カラダを使わなくても、くらせるんです。

その結果、「体力の低下」を感じませんか?

 

 

 

 

 

知と行動

 

知のインプット。

いろんな調べものなどです。

知のアウトプット。

自分の考えをつたえてゆく行為です。

 

知の世界は、行動の世界とです。

インプットの省力化がすすむ。

調べものが、楽になってゆく変遷でした。

情報収集が、便利になる方向です。

 

そこに、AIの登場です。

 

AIは、アウトプットまでおまかせ、になりました。

つまり、インプットも、アウトプットも、おまかせあれ。

めっちゃ、楽になったじゃん

 

 

 

 

 

知のインプット操作

 

人生、楽ありゃ苦もあるさ。

水戸黄門様も、そんな歌をうたっていました。

 

でもやはり、楽があれば、楽のほうをえらぶ。

これは、ヒトのサガです。

 

多方面の情報収集というのは、あんがい、シンドイです。

いいと、悪いの、両方を知る必要があるからです。

あるいは、わからない、ということを知る苦しみ。

だから、できればシンプルがいい。

 

ここに目をつけられてきたのが、ヒトの歴史です。

目をつけるのは、ときの支配者、あるいは権力者

さまざまな利権を手にしたい病んだヒト(たち)。

 

ピラミッドや長城のような巨大建造物。

戦争や紛争。

巨万の富。

これらには、おおくのヒトが必要です。

 

そのために必要なのは、インプットをシンプル化させ、ヒトを同じ方向に向かわせる魔術。

昔から、現代まで、本質に変わりはありません。

これを「支配」といいます。

 

ゼッタイにいい注射、なんてのも一例です。

医療に、ゼッタイは、ゼッタイにない。

 

インプットは、多方面に向いていないと危険です。

これが、歴史の勉強のいちばんのキモだと思います。

 

 

 

 

 

そして、大丈夫ですか

 

低下する行動のアウトプット例。

動かないと、動けなくなる。

使わない機能は低下する、という原則です。

 

せばまる知のインプット例。

知らないと、考えなくなる。

 

そして、低下した知のアウトプット例。

自分から判断しなくなる。

 

考えない」「判断しない」。

そういう人間を、支配者は待っています。

 

支配者は、知ろうとする人間がキライです。

自分から判断しようとする人間を抑圧しようとします。

なぜなら、支配できなくなるからです。

 

ときの支配者って、だれでしょうか。

まさか、AIなんて、いわないでしょうね。

いくらAIがインプットもアウトプットも代用するからといって、その隠れ蓑を忘れちゃいけません。

AIを使って、支配をたくらむ‥‥‥。

 

現代の怪談話でした。

自分のアタマを、つかいましょうね。

つかわれないように。

 

ああ、AIより、愛が欲しい。

 

 

 

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