ダルマストーブ
知っていますか?
人体は、ダルマストーブ。
これが、わたくしが到達した結論です(苦笑)。
はい、何のことやら、サッパリわかりません。
そのまえに、ダルマストーブって、何ですか?
ダルマストーブを知る世代と、知らない世代がいます。
ダルマストーブは知っていても、使った世代と、使ったことのない世代がいます。
わたくしの、いそべ小学校時代の冬の暖房は、ダルマストーブでした。
教壇の横におかれたダルマストーブ。
最初は、マキをたいていました。
ある年から、マキは石炭に変わりました。
日直は、今日のマキや石炭を、毎朝、用務員室までとりにゆくのが仕事でした。
ダルマストーブの構造
ダルマストーブの構造を、4つにわけてみます。
中心は、燃焼室。
マキや石炭をくべる部屋です。
ここで赤々と燃えて、教室はポカポカしてきます。
その下に、もえおちた灰をためる部屋があります。
その下は、ストーブを支える、がっちりとした足、つまり台座です。
燃焼室の上には、外に煙を誘導するエントツが一本。
以上、4つの区分。
上からみると、
エントツ
燃焼室
灰を受けとめる部屋
台座
です。
中心となるのは、燃える部屋、燃焼室です。
ここから、熱を放出です。
人間の構造
人体は、ダルマストーブ。
とすると、人体の中心は、どこになるでしょうか。
はい、オナカです。
漢字にすると、「御中」。
文字通りの、中心です。
オナカで、燃やす。
燃料は、人間の場合は、マキや石炭ではなく、食べものです。
そして、熱をつくる。
あつさだけではなく、生きるエネルギーを生みだします。
ですから、ひとはオナカを中心にまわっている、ということです。
「中心」とみるゆえんです。
このことを忘れている方が、ひじょうに多い。
オナカに、ちゃんとした燃料をくべていますか?
オナカは、ちゃんと燃えていますか?
これなくして、生命エネルギーは、生じません。
生きるエネルギーということです。
生命現象の原点。
オナカの上と下
ダルマストーブの燃焼室の上にあるのは、エントツです。
人間の場合は、肺と心臓、そして脳ミソがあります。
肺や心臓は、生存に必須。
脳ミソだって、とっても大事。
なのに、オナカの方が、中心なんですか?
その通り、と思います。
オナカで作るエネルギー、これを全身にまわすのが肺と心臓の役目です。
オナカでつくるエネルギー、これの分配調整の片棒をかつがされているのが脳ミソです。
いずれも、オナカあっての存在です。
オナカが働かないのに、肺も心臓も脳ミソもありません。
オナカの下にあるのが、灰を受けとめる部屋です。
人間の場合は、骨盤です。
ただし、たまるものは灰じゃなくて、ウンチとオシッコです。
ちゃんと出てくれないと、オナカはちゃんと燃えてくれません。
女性ならば、生理だって同様です。
そして、その下にある台座といわれる足。
文字通りの脚です。
これが弱まっていれば、立っていられません。
この構造を称して「ダルマ」と見立てちゃう感性。
見事です。
オナカは、燃えていますか?
体の中心のオナカ。
この存在を、忘れないようにしたいと思います。
そして、まず着目したいところです。
なんたって、中心です。
エネルギーは、ここで作られているんです。
エネルギーが切れる、そのまま、この世のサヨナラです。
そしてオナカ、ちゃんと燃えていますか?
燃えていれば、あたたかい。
体の中で、いちばんあたたかいところが、オナカです。
なんたって、茶がわく、なんていわれるくらいですから(ホントは、わきません)。
オナカ、あたたかいですか?
さわって、冷たければ、これはソク何かがおかしい。
だって、ちゃんと燃えていないわけですから。
ダルマストーブだって、燃えていなければ、単なる置き物。
さらに、押してみて、違和感はありませんか?
プニョプニョする。
痛いところがある。
かたいところがある。
それで、ちゃんと燃えてくれるでしょうか。
人間と、ダルマストーブ。
だんだんと、重なってきませんか。