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ヒトはなぜ、2本足でたてるのか?(理論編)

[2025.07.21]

ヒトだけが、なぜ?

 

くらしの主体が「2本足」のホ乳類は、ヒトだけです。

2本足です。

 

ということは、歩くときは「1本足」になることです。

王選手もビックリ。

 

そんなのアタリマエじゃん。

いえ、アタリマエと判断した時点で、思考は停止します。

なぜなのかな、と考えなくなるからです。

 

たしかに、2本足でこまらなければ、それでもいいでしょう。

ところが、アタリマエじゃなくなる場面に出会うこともあります。

 

たとえば、老い

2本足で立つのがしんどい、となることもありませんか。

もう1本の足がほしい、杖ですね。

 

たとえば、スポーツ障害

立つことも、走ることも痛くてたいへん。

どうしちゃったんだろう。

 

そんなとき、あらためて2本足のことを思う。

どうして2本足で立てていたんだろう。

そのしくみを考えてみたいということです。
(わたくしの、勝手な憶測ですけど)

 

 

 

 

その前に、イヌやネコ

 

イヌやネコは、4本足でくらしています。

まず、イヌやネコの「手足のしくみ」をみてみましょう。

 

イヌやネコは、みな「ツマ先」立ちです。

地面につくのは、「ツマ先」だけです。

極端にいうと、指の部分だけで、立つ。

 

カカトは、地面からはなれた「ヒザ」にみえる場所にきています。

つまり、カカトは浮いている

手でいうと、手首も浮いている、ということです。

 

ですから、イヌやネコの手足は、「3つ」の関節がある。

カカトや手首がつくる関節(浮いているから)。

ヒザとヒジの関節。

股関節と肩関節。

 

ここまで、よいでしょうか。

 

 

 

 

そして、ヒトの足

 

ヒトの足の、最大の特徴。

イヌやネコの手足と比べてみます。

 

それは、「ツマ先からカカト」までを地面につける、です。

4本足の仲間が、地面につけなかった「カカト」と「手首」。

それを、地面につける。

 

これこそが、構造上の、いちばんの特徴です。
(田村説)

 

これによって、何がおきたでしょうか。

 

下腿」が直接、地面についたということです。

下腿というのは、ヒザから足首までの部分をさします。

下腿を受けるのが、カカト。

 

 

 

 

下腿の特徴

 

ヒザから足首までをさす「下腿」。

ここは、2本の骨が入っています。

 

親指側に、「脛骨(けいこつ)」という骨。

小指側に、「腓骨(ひこつ)」という骨。

 

2本の骨が、並行して、走っています。

つまり、2本の骨が並行して地面に接する構造になっています。

もちろん、カカトの上にですけど。

ここに、着目してください。

 

そして、親指側の骨を動かす「脛骨筋」が内側に付着。

小指側の骨を動かす「後腓骨筋」が外側に付着。

 

つまり、右足は、2本の骨で地面に立つ。

左足も、2本の骨で地面に立つ。

 

つまり、骨の数でいえば、「4本の骨」で立つ。

「4」という数字がでてきました。

地面に立つには、やはり「4」が必要なのかも。

 

 

 

 

じつは「4本足」

 

ヒトは、2本足で立つ唯一のホ乳類である。

 

そうです、見た目は、どうみても「2本足」です。

 

でも、実際は、「4本の骨」で立っています。

下腿が、直接に地面に接するからです。

ヒトだけの、ヒミツのしくみです。

 

イヌやネコは、カカトが浮いているので、そうなれません。

 

これが、2本足で立てるタネあかしです。

イヌやネコに、こういう構造はありません。

 

ですから、これからは「透視能力」が必要となります。

 

ヒトは、「2本足」で立っている。

でも実際には、「4本の骨」で立っている。

やはり、重力の中で立つには「」という構造が必要。

2本足かつ4本骨で立つヒトのみの構造上のヒミツです。

 

そして、4本の骨がちゃんと並んでいる。

これが、ちゃんと立てている条件となります。

 

もし、4本の骨のバランスがくずれたら、どうなるでしょうか。

はい、ちゃんと立てなくなる。

 

2本足で、ちゃんと立てない。

これを「透視能力」でみると、下腿の「4本の骨」のバランスがくずれています。

あるいは、「4本の骨」の関係性がこわれている。

 

ちゃんと立てないとき、ここから見立てる。

建物のゆがみを、土台からみるのと同じです。

 

もちろん、腰や背骨などの関係もおおきいです。

でも、みな「土台」にあらわれてきます。

 

ヒトが2本足で立てる最大の理由。

それが、下腿の4本の骨の関係にあったのです。

2本足だけど、中身は「4本骨」。

これが、4本足のイヌやネコと同じ役目をはたす。

 

あくまで、わたくしの個人的な見解ですけど(笑)。

 

 

 

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