不調の診療
不思議
現代に、ひろまっているもの。
流行といっても、いいくらいのもの。
それが、「不調」です。
おかしくありませんか。
だって、医療は、日々進歩しているはずじゃありませんか。
病気の方も、ふえています。
高血圧症。
糖尿病。
腰痛症。
認知症。
医療が進歩したなら、病気はなくなるんじゃないでしょうか。
なのに不調が、いやされない。
年中無休で、つらい状態。
病気は慢性化して、一生のつきあい。
しかもクスリは増える一方。
どこか、おかしくないですか?
発想の転換
正確な診断。
これが、西洋医学の出発点です。
診断がつけば、治療法はついてくる。
と思っていたけど、どうも現実には、そう甘くはないようです。
と感じたら、見方を変えてみることも方法です。
「病名」にふり回されすぎない。
そもそも、「不調」にちゃんとした病名はついてこないですし。
では、何をみたらいいでしょうか。
それが「状態」です。
いま、どんな状態にあるのか。
たとえば、「体が冷えて、重ダルイ」状態だったとします。
これは、しんどい。
これが「体がポカポカして、軽やか」な状態になったらどうでしょうか。
不調からの脱出になりませんか。
いま、自分のおかれた「状態」をみきわめます。
それがつらかったら、別の「状態」へもってゆく工夫をしてみる。
これを、「状態」をみる医療といいます。
そして、「状態」を変化させる医療ともいいます。
(わたくしの造語なんですが)
バランスをみる感覚です。
バランスを、整えてみましょう。
こういうアプローチの医療もあります。
こういうアプローチで、「不調」にむかってみる。
不調から、脱出しませんか。